今週のメルマガでオリンピック開催について、高城剛さんが回答しています。
▽Q.17▼▽
新型コロナの影響により、日本でのオリンピック開催への懸念が各国のニュースに出てきました。
中止になる可能性が高いと思っておりますが、高城さんは如何思いますか?
また、それに伴ってか円安・株価低と言う日本売りになってきていると思います。
このままハードランディングがありえますか?
【 A 】
以前もお話ししたように、オリンピックは中止の理由が大切なんです。
震災なら、復興特需が建設業界にもたらされますので「二度美味しい」のですが、ウイルスでの中止は大問題です。
この国の中心は、いまも昔もゼネコンにあるんですよ。
また、以前から何度もお話ししておりますように、米国大統領選の年は、事変が起きるものです。
コロナウイルスは、きっかけに過ぎず、金融緩和のツケが回ってきたのが、現在の市場です。
「リーマンショック」の問題はリーマンブラザースの財務体質だけではなく、それ以前のサブプライムローンに代表される我を失って 邁進した歪んだ金融システムが問題でした。
ご存知のようにこの数年の日本は、中央銀行が事実上株価を支える(つまり、アベノミクス)という、「あってはならない」 史上初のギャンブルに出ました。
日経平均が1万9000円を割ると、恐ろしいことに日銀が債務超過に陥ってしまいます。
この行方は正直わかりませんが、ハッピーエンドになるとは思えません。
バブル崩壊時は、高騰と暴落を繰り返しながら、どこかで戻れないほどの大暴落を迎えるのが歴史の教えです。
それが、「いつか来た道」なのです。
高城未来研究所「Future Report」Vol.456 2020/03/13
世界的に感染が拡大している現在、各国が迅速な対応を迫られています。予想を超えた「分断された世界」になってしまいましたが、このままいくと2020年は、激動で息つく暇のない一年になりそうです。
ご参考までに、イギリスは各国と違う対応をとるようです。
世界のなかで唯一、まったく異なる感染症対策をしているのがイギリスで、国民の60~70%を新型肺炎に意図的に感染させ、免疫を獲得することで、今年の冬にやってくるだろう大流行の第二波に備えようとしています。https://t.co/7Py2VM7YNJ— 橘 玲 (@ak_tch) March 14, 2020
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高城未来研究所「Future Report」Vol.456 2020/03/13
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