「コロナウイルス」より「人(日本式システム)」の問題に直面している日本。
今週の高城さんは金沢にいるそうです。地方のカラオケボックスの光景について言及していますが、私の周りでも驚くほど危機管理の意識が低い人たちがいます。高城さんの言う通り、周囲に流されず、個々で考えながら行動することの大切さを、日々再認識しています。
日本の文部科学大臣も知らなかった全国一律の小中高校および特別支援学校の4月までの臨時休校緊急要請と、大統領をはじめ政治家 は1ヵ月の給与カットし、政府上級職は給与半月分カットし、コロ ナウィルス対策のために働く医療従事、保健省スタッフ政府系スタ ッフに1ヵ月賞与支給するシンガポール。
いま、日本が対峙しているのは、コロナウイルスではありません。
古くて遅い「システム」なのは、明らかです。
高城未来研究所「Future Report」Vol.455 2020/03/06
シンガポールについてのソースは、次のサイトから確認できました。
- Budget debate: President and ministers to take 1-month pay cut; special bonus for front-line public officers tackling Covid-19(THE STRAITS TIMES)
最前線にいる公務員、医療従事者へのサポートの他に、雇用の維持と強化、企業への広範囲な措置等、国民が団結して困難に立ち向かおうとしています。
- The Singaporean government is taking a collective pay cut out of coronavirus solidarity(QUARTZ)
2020年2月28日現在、人口約560万人に対して、96人の確定症例があり、66人が退院、死亡者はゼロだそうです。
バイオポリス(Biopolis)の存在
高城さんが昨年の講演会で話していた、シンガポールの国営先端医療研究施設「バイオポリス」が感染の抑止を支えているのでしょうか。今回のことが事前にわかっていたのではないかと思うほどの準備の良さです。シンガポールとは対称的に、日本はまだまだ混乱が続きそうです。- バイオポリス(Biopolis) wiki
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高城未来研究所「Future Report」Vol.455 2020/03/06