高城さんおすすめの「クリエイティヴィティ(創造性)」についての本です。
先日の高城剛さんのメルマガ(Vol.287)で紹介されていた書籍です。原書は1996年出版ですが、日本語版はようやく2016年に出版されました。何度も読み返したい一冊です。
本書は、科学から芸術家まで、各分野におけるノーベル賞級の巨匠九十一人を対象に行ったインタヴューとフロー理論を中核とするチクセントミハイの三十年にわたる研究をもとに、創造性のしくみと発見のプロセスを解明したものである。
創造的な人々の人生と仕事についての三十年にわたる調査のまとめを意図した本書は、人々が新しいアイデアや物を生み出す不思議なプロセスをより理解しやすくするための試みである。
この領野における私の仕事から、私は創造性を発揮させているように見える人々だけを見つめても創造性を理解し得ないことを確信した。
森林の木が倒れる音は、もしそこにそれを聞く人がいなければ聞かれることがないように、創造的なアイデアも、それを記録し、実行する感受性に富んだ聞き役がいなければ消え失せてしまう。そして、有能な第三者の評価がなければ、創造的と自称する人の主張が妥当か否かを評価するための、信頼に足る方法が存在しないことになってしまう。
クリエイティヴィティ - M. チクセントミハイ著
目次
- 第一章 舞台設定
第Ⅰ部 創造性のプロセス
- 第二章 創造性はどこにあるのか
- 第三章 創造的な性格
- 第四章 創造性の働き
- 第五章 創造性のフロー
- 第六章 創造的な環境
第Ⅱ部 創造性の領域
- 第十章 言葉の領域
- 第十一章 生命の領域
- 第十二章 未来の領域
- 第十三章 文化の領域
- 第十四章 個人の創造性を高める