「軽さの向こうにあるシンプル&スマート」
先日の高城剛さんのメルマガ(Vol.615)でUL(ウルトラライト・パッキング)について解説されていました。自身のパッキングについての解説でULが紹介されていました。
ULについては、基礎を築いたアメリカのロッククライマー、レイ・ジャーディンの書籍「Beyond Backpacking: Ray Jardines Guide to Lightweight Hiking」が紹介されていましたが、残念ながら2024年2月現在、邦訳版が発売されていません。日本人の方でULを解説した本がありましたのでご紹介します。イラストを交えて具体的でわかりやすい内容となっています。
2001年夏、夏、アメリカのアウトドア総合展示会、会場片隅にあるGOLITEの小さなブースで手にした「Beyond Backpacking」という一冊の本。
それが、わたしとウルトラライトハイキングとの出会いでした。まだアメリカでもアンダーグラウンドカルチャーにすぎなかったウルトラライトハイキング。わたしはこの新たな試みの根本にあるシンプルさに惹かれていきました。方法だけでなく、その思想も含め、すべてがシンプルさに向かっているのが大きな魅力だったのです。
ウルトラライトハイキングの「軽さ」にしか目を向けないのはもったいない。むしろ、その向こう側にある「シンプルさ」や「自然との関係」にこそ、ウルトラライトハイキングの核心があるのです。ハイカーはもちろん、自然に興味をもつ多くの方に、こんなハイキングスタイルがあることを知ってもらえたらと思います。そしてこの本が、そんな人々に少しでも役に立てば、これに勝る喜びはありません。
はじめに Introduction
ウルトラライトハイキング Hike light, Go simple. 土屋智哉 著
ちなみに高城さんはパックウェイト3kgの「サブ・ウルトラライト」が基本の旅行スタイルです。ULトラベラーを自負し、徹底的な軽量化と移動速度と距離をもっと伸ばしたいと考えているそうです。
目次
- 書斎にて Arm Chair Ultralight Hiking
01 歴史 History
02 哲学 Philosophy
03 原則 General Rules
04 日本の流儀 Japanese Sytle - トレイについて Trail Ultralight Hiking 01 運ぶ、泊まる Carry & Sleep
- バックパック Backpack
- シェルター Shelter
- スリーピングバッグ&マット Sleeping Bag & Mat
- シューズ Shoes
- レインギア Rain Gear
- ウィンドシャツ Wind Shirts
- インサレーションウェア Insulation Wear
- ストーブ&クッカー Stove & Cooker
- ウォーターコンテナ&トリートメント Water Container & Treatment
- 歩く Walk
- 運ぶ Carry
- 食べる Eat
- 泊まる Sleep
- 生活 Life
- ハイキングギアリスト